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うつ病で療養をする際の工夫

 (うつ病の治療の基本については、別コラム「うつ病・うつ状態からの回復」をご参照ください。)

うつ病の療養で何を目指すか

  うつ病で療養をする際に、どのような状態になれば回復なのか、どのような状態になれば仕事に復帰しても大丈夫なのか、迷うことが少なからずあるように思います。

  うつ病の療養の基本は、まずは普通の生活が送れる位に症状が回復することです。うつ病の症状がいろいろ残っている状態で、時期尚早な無理な復職をしようとすると、短時間でうつ病が再燃してしまう危険が高まるため、注意が必要です。

  その際に、よく議論になるのは、治療開始前よりある程度よくなったからよしとするか、自分のベストの状態までよくしていくかですが、考え方としてはなるべく自分のベストの状態に回復するようにした方がよいでしょう。自然回復をゆっくり待つというよりは、薬物療法の力で、あるいは生活の仕方を工夫することによって、よりよい状態にもっていくことが必要です。

疲労が蓄積しないようセルフ・コントロールが必要

  回復期には、自分の中に疲労が蓄積していかないようにセルフ・コントロールが必要になってきます。焦るあまり、無理なスケジュールを自分に課したり、あたかも体のトレーニングをするような厳しい計画を立てたりすることは禁物です。無理をし過ぎると、蓄積疲労が増大してしまい、うつ病からの回復にとってマイナスになってしまいます。

自分の気持ちを大切にする

  セルフ・コントロールをうまく行っていくためには、自分の正直な気持ちを大事にする必要があります。つまり、生活の中で何をやっても構わないのですが、自分がやりたくない・億劫だ・辛い・疲れる等と感じることは避けた方が賢明です。具合の悪い時期には、ごろごろして過ごす、だらだらと過ごす形でも、それが休養につながるので構わないわけです。回復期には、どの程度仕事や家事や身の回りのことを行うのがよいかを、自分で判断していくことが必要になります。例えば、家族や親しい友人が、心配して外出や外食に誘ってくることはしばしば経験しますが、そのような誘いに無理に合わせるのではなく、億劫であれば、断るか先延ばしにした方がよいでしょう。また気分転換に旅行を計画する方もいますが、あまりにも状態が悪い時期は控えた方がよいですし、回復期にはいっても、頭で考えたよりも疲れやすいことが多いため、旅行などは慎重に考えた方がよいかも知れません。もし旅行に行く場合には、予定にゆとりをもち、ハードに動き回る日程は避け、調子が悪ければ、予定を変更して宿泊先でゆっくり過ごしたりできるような計画がよいように思います。

家族に理解してもらう

  回復期には、家族に自分の状態や、何ができて何ができないか等について理解してもらい、うまく回復していけるように協力してもらう必要があります。回復のめざし方について家族と考えが一致しない場合には、主治医の診察に家族にも同行してもらい一緒に対応策を考えるのもよい方法だろうと考えます。また家族関係がストレスになっている場合には、それをどのように軽減していくかも、大事な相談事項になるでしょう。

一人でできるリハビリテーション

  症状がかなり回復してきたら、仕事を休んでいる場合は、復職のために、リハビリテーション的な計画を主治医と相談しながら立てて、「一人リハビリ」をする選択肢もあります。具体的には、自宅から、例えば図書館のようなところに出かけて、午前中数時間、読書や仕事に関係する情報収集などをして過ごして帰って来る。次の段階では、昼食を外で済ませ、午後図書館で一仕事してから帰って来る。午後を、例えばジムや水泳に行くとか散歩に行くとかでも構いません。体を動かすと、復帰に向けての体力もつきますし、気分もすっきりするので、悪くない選択と考えます。

復職のためのリワーク・プログラム

  長い期間仕事を休んでいるような場合には、リワーク・プログラムを活用する選択肢もあります。これは、週に何日か通って復職のための準備練習を集団で行うもので、医療機関、障碍者職業センターなどで実施しています。但し、短期間の休職の場合には、リワーク・プログラムのようなものを利用せずに、復職できることが多いように思います。

産業医との相談

  また復職に際しては、職場の産業医の面談が組み込まれていることもあります。そのような場合には、主治医の診察とは別に、産業医と相談しながら職場復帰を進めていくことになります。

  以上のように、うつ病の療養のしかたには、うつ病の程度によって様々な工夫や方法があります。主治医と十分に相談しながら、ご自分にあった療養方法をみつけていけるとよいと考えます。

(中    康)


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2019年4月1日から、毎週水曜が休診日となりました。

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