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仕事の休み方・職場復帰のしかた

  心身の調子が悪い時に、仕事を継続しながら相談や治療を進めることもありますが、時には仕事をしばらく休まなければいけいけないような事態になることもあります。

  例えばうつ病・うつ状態の場合には、抗うつ薬の効果が表れてくるまでに2週間ほどの時間がかかるため、症状が軽減して普通の生活に戻れるまでしばらく時間がかかります。さらに、症状が軽快した後で、職場復帰訓練として徐々に仕事に慣れるよう練習していくことも有効な選択肢になります。

 また適応障害の場合には、仕事を休むと比較的急速に症状が回復していくことが多くみられます。そのため、仕事を休んでいる間に必要なことは、症状を軽くしたり仕事に慣れたりするというよりは、どのようにしたら降りかかってくるストレスに対応できるかについての相談が中心となります。

  いずれにせよ、初めの段階よりも状態が少し良くなったからということではなく、自分の最善の調子を取り戻して復職をすると考えていくのが良いと言えます。このような場合に焦って復職をすると、それによって精神症状が再燃することも多く、二度目の自宅療法を余儀なくされることも、少なくないからです。個人にとっても職場にとっても、最善の調子を取り戻して仕事に復帰をしていくことが一番良いと言えるでしょう。

  まずはいかに最善の調子を取り戻していくかについて、主治医と十分相談をし、治療や職場復帰についての道筋について計画を作る必要があります。この時に、職場や上司の意向をまず優先するのではなく、治療や職場復帰について、医学的にみても妥当な見通しを主治医と十分に話し合うところから始めていく必要があります。

  職場復帰を順調に行っていくためには、まず普段の生活が普通に戻っていなければいけません。朝起きられない、日中疲れやすく横にならないといられない、昼寝をしないと疲れを回復できない、外出するとすぐに疲れてしまう等の症状がまだ残っている場合には、職場復帰は時期尚早です。また自分の気力や体力が、ベストの自分の調子の7-8割程度まで回復すると、職場復帰に手が届くようになる時期と言えるかも知れません。

  職場復帰のしかたは、自宅療養で休んでいた期間が比較的短い場合には、いきなりフルタイムの仕事に復帰することも可能な場合もあります。しかし数か月以上休んでいた場合には、正式に職場復帰をする前に、休みを利用して職場復帰訓練を行うことが多くなります。つまり、勤務上は休み(病気休暇あるいは休職等)の状態になりますが、職場に挨拶に行く、職場に通う練習をする、職場に短時間いる訓練をする、職場にいる時間を徐々に延ばす等の練習を、職場側と相談しながら行っていきます。

  どのような職場復帰訓練が適しているかは、その人によって違ってきます。したがって、自分自身に合っていると感じられる復帰計画を作っていくのがよいでしょう。職場復帰訓練の計画ですが、職場側で段階的(週単位等)に職場にいる時間や仕事量を増やしていくような計画を作成する場合もありますが、特に計画が提示されない場合もあります。後者の場合には、主治医と相談しながら自分なりに復帰計画を作ってみて職場側に示しながら訓練を進めるのも一つの方法と言えます。いずれにせよ、自分がこうしたいという希望や意向を職場側に率直に伝えていく必要があります。自分の希望や意向をきちんと表現せず、納得できない気持ちを抱えたまま職場の意向に無理に合わせるような職場復帰訓練では、訓練段階からストレスが不必要にかかってしまうことになります。

  職場復帰訓練を実際に行っていく際には、やってみて予想外に負担がかかり無理だと感じた場合、反対にやってみたら予想外に調子よくこなせて物足りない場合など、訓練の途中で柔軟に予定を変更していくのがよいと考えます。なぜなら、復帰訓練をちゃんとこなすことが目的ではなく、復帰訓練はあくまでも職場復帰のための手段だからです。復帰訓練で疲れたら休んでも構いません。復帰訓練のスピードをゆっくりにしたり早めたり微調整をしながら、復帰訓練をうまく使っていくことができるとよいように思います。そのあたりのセルフ・コントロールの練習は、実際に職場復帰をした後も役に立ちます。

  また職場に産業医がいる場合には、主治医とは少し違った判断がなされることもあります。その場合も主治医と産業医の両方とよく相談を重ねながら、復帰訓練を進めていくのがよいでしょう。

  また正式な復帰訓練とは異なりますが、自分一人で、職場に通勤する練習をする、半日図書館等に行って何かを読んだり作業をしたり練習をする、それができたら午前・午後とどこかに通う練習をする(図書館・運動ができる施設など)等も、有効な方法のひとつです。職場に慣れる練習にはならないものの、自分なりにどこまでできるか調子を確認したり、日々練習することが心身両面のリズム作りをしたりする上で、効果があります。  職場復帰には様々な道筋があり得ますが、主治医とよく相談しながら自分に一番合った方法を選んでいけると良いと考えます。

(中 康)


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