新型コロナウイルス流行期間の遠隔勤務と人との距離について
新型コロナウイルスの流行に伴って急速に増えた在宅勤務(テレワーク、遠隔勤務)では、通勤しなくてよいというメリットもある一方、自宅での仕事の環境の良し悪しの問題(長時間仕事をしやすい机や椅子があるか、一人で静かに仕事に取り組める環境にあるか等)、仕事と生活が同じ場所になることの問題、家族といつも一緒にいることになることの問題等のディメリットも様々な形で生じてきます。
また在宅勤務になることで、人とのつながりが希薄になり、孤立する傾向もみられます。
新型コロナウイルスの感染防止の意味では、身体的に人と距離をおく(physical distance, フィジカル・ディスタンス)必要が出てきますが、人とのつながりはむしろ保っていく必要があります(social connecting, ソーシャル・コネクティング)。
そのあたりのことについての考え方・対応のしかたについてまとめられた文書が、アメリカ合衆国の職域メンタルヘルスセンター (Center for Workplace Mental Health) から出されていますので、訳を紹介したいと思います。
在宅勤務という形に限らず、自宅で過ごすことの多い方には、参考となる情報が含まれていると思いますので、一読をお勧めします。